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映画「花より男子ファイナル」の挿入歌としてすでに話題となっている24thシングル「KissHug」を発売したaiko。カップリングの「線香花火」「水とシャンパン」も含め今作について聞いたインタビューをお届けします。“夏髪”ってどんな髪? “星の涙”が指すものは? 「KissHug」のPVとともにお楽しみください。
――シアワセな世界観からサウンドの空気感まで、夏にすごくマッチする曲だなぁと。
aiko そうですね。いつもあんまりこのテーマで書こうっていうのはないんですけど、今回は曲を書いてる最中にそういうモードになって。なんか蜃気楼とかカゲロウみたいな、夏のイメージがどんどん浮かんできた感じでした。夏って、なんかわからんけど、思いきれちゃう感じがありますよね。普段はやめておいたことでも、前向きに頑張れそうな季節やから、aikoはすごい好き。
――歌詞に出てくる“夏髪”という言葉がすごくステキでした。
aiko ありがとうございます。なんかね、後ろから風が吹いてきて、ほっぺたに髪の毛がバサバサって触れたりする、そういうイメージがすごいあって。夏やからジワッと汗をかいているし、決して涼しい風ではないから腹が立ったりもするんですけど(笑)、季節が持ってきてくれるそういう瞬間を自分の中にたくさん焼きつけているんですよね。それが宝物になっているから、“夏髪”みたいな単語をポッと見ると、今年もそういう瞬間を好きな人と過ごせたらいいなぁって思ってしまう感じで。
――あと“星の涙”というワードも印象的で。これって流れ星のことですよね。「花より男子」が台湾では「流星花園」って呼ばれているところに引っ掛けたとか?
aiko あ、そうなんやぁ。それは知らなかったです。なんか流れ星に願い事をすると叶うっていう奇跡がすごい好きなんですよ。だから歌詞に出てきたんですけど。でも流れ星って星が死ぬ瞬間らしいんですけどね。
――あ、だから“星の涙”なんだ。なるほど。ちなみに僕は流れ星、一回も見たことないんですよ。
aiko 見たほうがイイ! aikoはもうね、1個じゃヤだから集中してじっくり探すんですよ。こないだ香川県行ったときも見れたし、しし座流星群のときは50個くらい見た(笑)。昔からだいたい音楽のお願い事をするんですけどね、一生懸命。
――実際、叶ったことはあるんですか?
aiko デビューできたことは叶いました。でも、まだまだですね。音楽のお願いはこれから先も変わらず自分の願い事なので、どんどん流れ星を見つけて叶えていきたいなって。
――で、2曲目には「線香花火」という曲が収録されています。
aiko これね、2コーラスで終わってるのに5分弱あるんですよ。そんな感じに聴こえないでしょ? 好きな人と一緒にいると半年が1年くらいに感じられたりとか、時間の感覚がわからなくなっちゃう感じがあるじゃないですか。それに近い感じがあるのかなぁって。曲の展開がいろいろある中で、そこに自分の思い出がどんどん変わっていく感じが重なっていったから、歌っててもすごく楽しかったです。
――線香花火は好きなんですか?
aiko 好きですねぇ。日本らしい花火やなって思う。でもね、どっちかっていうと煙玉? 赤とか青とかの煙が出るやつ、アレのほうが好きですね。それをキックするの(笑)。
――もはや花火じゃない感じがしますね(笑)。
aiko そう(笑)。煙が好きなのかなぁ。だから一回でいいから発炎筒もつけてみたいの。道路にカシッてやったら火つくんでしょ? でもやったらいかんもんね、事故以外のときだと。
――そして3曲目は「水とシャンパン」。飲み物を気持ちに喩えています。
aiko シャンパンが相手で、私が水です。水には泡は立っても残らないでしょ。でもシャンパンは泡がずっと残ってる。同じカテゴリーやのに、それくらい違っているっていうのを、お互いの気持ちに喩えてみました。好きな人と一緒にいたのに、いつのまにかお互いに気持ちが変わってしまうという歌なんです。
――切なさはありますけど、聴き心地は明るい印象ですよね。
aiko そうですね。お互いに気持ちがすれ違ってしまったけれど、時間が経つことによって、その人を好きと想えたことを懐かしく、愛おしく想えるようになったことが今の自分にとっての大切な宝物ですっていう終わり方になっているので。
インタビューと文:もりひでゆき
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